HARUHI


私は人気雑誌の専属モデルとして
デビューした。


全てがめまぐるしく
私の周りを変えて行く。


「春妃キレイだわ~
ママにそっくり!!
ね、パパ?
若い頃のママにそっくりでしょ?」



「はい、はい
そっくりだね~」

パパがテキトーに話を流した。



「ヒロにお礼しなきゃな。」



「春妃、お給料でたら
ヒロに何か御馳走してあげなさいね。」




「あ、うん。」



そうだ・・・・
またデートしよう。



雑誌の中からCMにと
私じゃない私はどんどん走りだした。