両親と言葉を交わして

ヒロは私を見てくれた。



ヒロの目が私をうつしてくれている


それだけで足が震える。



「大きくなったね」



「はい。
私、おじさまがつけてくださった
名前が大好きです。」


そう言って熱くヒロを見つめた。



あなたが好きです・・・・



その時ヒロの手を振り切って
男の子が走り出した。



「理輝!!」

男の子は「帰りたい!!」と連呼した。