「さっきのDVDね、実は朋歌から借りたの。
あ、誤解しないでね、借りたっていうより、無理矢理押しつけられたんだから」
ここは念を押して言わないと!
あたしが少々ムキになって言うと、怜二はプッと小さく噴き出した。
「そんなことだろうとは思ってたけど、アイツ、あの手のDVD集めてんのか?」
「一応、朋歌の名誉のために言うけど、彼氏から借りたんだって。
あたしがあんまりHとかに無知だから、少しは怜二のために勉強しろってさ」
「なんだそれ。余計な世話だっつうの」
そう言った怜二の手が、優しくあたしの頬を撫でる。
あたしもそれに同感だとウンウン頷いていたんだけど、
「知識ばっかり増やしても、実践がないと意味ねぇのにな?」
そのままニヤリと顔を覗きこまれて、思わず赤面してしまった。
「………それはそうだけど…」
「安心しろ、俺はいつまででも待つ自信はある」
「………えっ…」
「………って言いたいとこだけど、俺もまだまだ青臭いガキだしな。
というわけで、今度のクリスマスに期待しとくわ」
そう言って今度はいたずらっ子みたいにニヒヒと笑った怜二は、壁にかかるカレンダーを見上げた。
そう、朋歌のお節介のせいですっかり忘れそうになっていたけど、あと2週間でクリスマスになる。
あたしはあることを思い出して、あ!と声を上げた。
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