†短編集†

ピーンポーン

「きた!!」

急いででた


開けたら好きな人がいた


「おじゃましまーす」
のんきな声をあげながらこいつは入ってきた

「ちゃんと手洗ってよね」

私はいつものように、可愛げない言葉をかける


「おまえってすごいな」

手を洗ったあとに
急にこいつが褒めた

「それはどうも」

愛想なく答えた