『拝啓マヨネーズ殿
お返事ありがとう。私のお仕事をしりたいのね。
私の役目はこうしてみんなの思いを受け止めて、それをアンドロメダに届けることなの。
こうしている間にも列車の発射時刻が近づいてくる!
そんな感じなのデシタ!かしこ
  メーテル』

「フィガロ、名前変わっちゃってるわよ」
「ありゃ、本当だ・・・まあいいや。オルトリンデ、これを届けておくれ」
すでに酔いがまわったフィガロは、本当は些細ではないはずの間違いを犯しておきながら、なんら躊躇せずオルトリンデを空へ放った。

イシュタル市中心部の日本大使館で、川口はハトから手紙を受け取り、呼びつけいていた相田と一緒にそれを読んだ。
「・・・相田。これはどういうことだ?」
「わからんが・・・もしかしたら、第三者に見つかったときのことを考えてあえて隠語を使っているのかもしれない。想いをアンドロメダに届けるというのは、自分が情報を受け取り政府に届けると言う意味では」
「むこうがそうだとしても、こちらは隠語なんて使っていられないぞ」
「それはしょうがないだろう。時間が惜しい、すぐに情報を送ろう」
相田は用意しておいた手紙をオルトリンデに託した。