「俺の名前は元和(モトカズ)だよ。」



そう言うと女の子は満足そうに満面の笑みで俺に手を振って走り去って行った。




確かさっきのお母さん、ミカって言ってたな。




「じゃあね、ミカちゃん」



そうつぶやいて俺は学校を後にした。




これが俺達の出会い。