恋の抜け穴

私 新垣沙絵は早いことにもう中学3年生。

いまだに大樹のことが好きなんだ。

どうしていいのか分からないままどんどん大樹は、離れていく。

とうとう高校までの進学もきまってしまった。


中学の卒業式、私は、無口のまま最初から最後まで体育館にいた。
ずっと大樹のことばかり考えていた。

校長先生が卒業生全員にお祝いの白い薔薇を皆に配った。

私はその薔薇をずーと眺めていたらいきなり後ろから声をかけてきた。

私が後ろを振り向くと大樹が立ていた。

沙絵「何?」

私は少しキツい言い方をしてしまった。

大樹「嫌っ別に…」

ちょっと戸惑っている。

だけど私は本性をかくしまたキツい言葉で言った。
沙絵「用がないんなら話しかけて来ないでよ!!」