君に溺死


こんな雨が降る日には。
一緒に手を繋いで空を見上げたいね。



「…二人共びしょ濡れになっちゃいましたね。」



めーちゃんが可笑しそうに笑って僕を見上げる。僕はそんなめ-ちゃんを優しく見つめ返しながら、言葉を続けた。



「…帰ろうか。」



あの日と同じ様に、僕の部屋でシャワーを浴びよう。温かい紅茶をいれよう。

そしたら君は。あの日以上にきっと、可愛い笑顔を見せてくれる。



「…はいっ!」



照れくさそうに頷いためーちゃんを確認して、僕達は歩き出した。



君と出逢った雨の日。
君と離れた雨の日。
君と想い合った雨の日。



僕は雨が降る度、君に溺れてく。