めーちゃんを僕の部屋にあげるのは、二回目。そんな些細な事が僕の心臓を激しく揺さぶった。



「…結局、ハルカさんに甘えてしまいました。」



めーちゃんはソファに座ると、眉をハの字にしてそう呟いた。凄く、申し訳なさそうな顔もこれで二回目。僕はそんな顔、して欲しいんじゃないよ。



「…ねぇ、めーちゃん。僕はめーちゃんが大好きだよ?」



笑った僕の顔を見ためーちゃんは、またその瞳から涙を溢れさせていた。グズグズ泣くめーちゃんの柔らかい髪に指を通しながら、僕はそっとキスを落とす。



「独りなんかじゃない。」



僕に愛を教えてくれて有難う。僕を独りから救ってくれて有難う。まだ君の事、何にも知らないのに。こんなにも愛が溢れてるよ。

僕は今、幸せだ。