『契約彼女』

「あ、そうそう。

橘さん、今日までの

企画書のデータ出来てる?

忘れてたでしょう?」

ケイスケが少し離れた席から

椅子をくるりと回転させて振り向く。


………。

あぁ、そんなのありましたねぇ。

頼むから、昨日言って下さいよぅ。

まさか、ケイスケも忘れてたか?


「アレ、今日のお昼までだから、

なるべく早めによろしくね。」

うっ…、笑顔が怖い。