『契約彼女』

「そうなんですかぁ。

他の商品でならブルームーンも

あったんですけど、

こちらは無色のものだけなんですね。」

と彼女も申し訳なさそうに答える。


なんでお互いに申し訳なくなってんだろう。

なんだかそんなやりとりが

ちょっと楽しくなって来る。


「なら、好きなのを選べばいいじゃん。

気に入って使って貰える方が

石関係なくいいと思うけど?」

見ていたケイスケが少し笑って言った。