『契約彼女』

「ちょっとピアスが見たいけど…、

時間は大丈夫?」


時計を見ながらハナが言う。

別に急ぐ用事もないし、

ちょっと眠いだけだから平気。


「じゃあ、行ってみよう。

あっちのビルでいいんでしょう?」

「うん、3階のお店。」


くるりと足の向きを変える。

外は空が青くて、

でもいつの間にか秋模様だった。