『契約彼女』

昼休みもそろそろ終わる頃

スーツの埃を払ってフロアに戻ると

謎が解ったとでもいうように

及川が話しかけて来た。


「なんか、営業課の佐藤とマホさん

付き合ってたらしいですよ。

俺、ハナさんのこと狙ってたから、

てっきりそうかと思って焦りましたよー。」


いや、それは俺も初耳なんだが…。

そうか、あいつら公表したのか。

俺も公表しようかな…。

ヤキモチかと内心で苦笑う。