『契約彼女』

「なんだと思うー?」

なんて楽しそうに噂している声も

なんでか苛立ちを誘って

仕方なしに屋上へ向かう。


あんまり来る人はいないから

ここは割と俺の貸し切り。

とは言っても、

完全な貸し切り空間ではないから

ハナと会うとかは出来ないんだけど。


「あー。

今日行こうかな。」