『契約彼女』

* * * * *

どうしたんだろう?

何かあったのかな?

平日に急に来るなんて初めてだ。


髪から垂れる滴をタオルで拭いながら

呟いてみる。


さっきのトウヤの話が耳に甦る。

あまりにツライ話。

ケイスケには聞いたこと、

まだ話さないでおこう。

今日は、まだ。