あれから何日か経った。




それなのに
一向に先輩から相談を持ちかけられる気配がない。







『ねえ、なんでだと思う?』



「そんなん知らんわ。
お前が頼りないからちゃう?」



あたしが頼りないだとぉ!?

それは聞き捨てならん。



あたしがキッと睨みをきかせると、瑛司は知らん顔。



あームカつく!





『瑛司には言われたくない。』



「なんでやねん。」



あたしはイスから立ち上がって座っている瑛司を見下す。




『あたしなら、絶対に瑛司には相談したくないもん。』



「うわー。
それ一番言うたらあかんことやと思うで?」



そう言って瑛司は泣いたフリをして、しょんぼりしてる。



そんな手には乗らないもんね!




「てか陽菜さ
ついさっき瑛司に相談持ちかけたばっかりじゃん。」



なぜか凛ちゃんまで瑛司の味方をした。