「で、何してたん?」 『えっ。 あぁ、いや、別になにも?』 いきなり聞いてくるもんだからあたしは完ぺきしどろもどろ。 誰がどう見ても、“何かありました感”丸出し。 だってあたし、ウソつくの苦手なんだもん… その一方で瑛司は、何もないと言うあたしの言葉を聞かず、まだ考え込んでる。 「ふ~ん…分かった! 失恋したんちゃう?」 『なんで知って…………っと、あんたには関係ないし!』 危ない危ない。 へらへらしてるのに、いきなり図星を突かれたもんだから危うく口を滑らせてしまうとこだった…