―――…… 『ハァ、ハァ… 何とか間に合ったー。』 あれから大急ぎで支度して、いつものあたしでは考えられないくらいのスピードで自転車をこいだ。 お母さんは完璧すねちゃって、車で送ってくれなったからさ… それからさらに急いで教室に向かうとすでにみんな席についていて、あたしはそろそろと自分の席についた。 「陽菜、おはよ。」 『おはよう。 今日ほんと危なかったよー。』 前の席の凜ちゃんに朝の出来事を伝えると、思いっきりバカにされた。