『用もないのに、わざわざあたしのクラスまで来てくれたんですか?』
あたしは先輩の真意が知りたくて、いつになく強気で真剣な眼差しで見つめる。
「ほんとに何もないって。」
『嘘つかないでください!』
普段のあたしからは想像もつかないような怒鳴り声に驚いたのか、先輩は目を丸々と見開いていた。
『悩んでることがあるなら相談してくださいって、言ったじゃないですか。
先輩の力になりたいって
…言ったじゃないですか。』
毎日毎日、無理して笑う先輩を見るのが辛かった
先輩のほんとの笑顔が見られないのが、辛かった…
だから、本当のことを話してもらいたかった。
「分かった話すから。
だから、頼むから泣くなよ。」
先輩が慌てた様子であたしの頭を撫でるから、また泣いていることに気付いた。
最近泣き虫になったなぁ…
