「理世ちゃん・・・今日はもう帰ろ?」 優しい口調で言ってくれる拓哉さん。 けどね、ごめんなさい。 今はその優しさも受け取れません。 「やだっ!ハル・・・ハル」 必死にハルのベッドにしがみつき、ハルから離れないアタシ。 今思えばすごくわがままだったと思う。 すごく拓哉さんを困らせたと思う。 けどね、 離れたくない。離したくない。 もう二度と