ハル、ありがとう。 恋、涙、愛、希望… 全部ハルが教えてくれたんだよ。 何に対しても冷めていたけど、ハルと会って、恋をして、辛かったけど、楽しくて、愛しかった。 ハルはアタシの全てを変えてくれた。 ハルの存在そのものが、アタシの希望だった。 冷たい夜風が窓から入ってくる。 「理世」 ハルがアタシを呼ぶ声が聞こえた気がした。 「ハル!?」