拓哉と別れてから、ハルに会おうと決心がついた。 3日ぶりに訪れる、ハルがいる病院。 受付を済ませ、ハルがいる病室へと向かう。 「こちらです」 3日前にも来たこの部屋は 時が止まっていた。 ベッドの上にはたくさんの管で繋がれたハル。 室内に響く機械音。 何も変わっていない。 病室にはアタシとハルの2人だけ。 言葉のない空間。 アタシはベッドの傍の椅子に座り、ハルの顔を見る。 …だいぶ傷は減ったみたい。