真っ暗な景色とは一変、アタシの視界に広がったのは、いっぱいに広がるイルミネーション。 白と青の光がアタシ達を照らす。 「綺麗…」 「だろ?俺の穴場スポットなんだ」 そこにある光は、アタシがいつも見てたネオンの光とは比べ物にならないくらい綺麗だった。 汚れのない、純粋な光。 …アタシもこんな風になりたかったのに、ホントは。 この光みたいに綺麗になりたかったのに。 素直に生きたかったのに。 …今からじゃ遅い?もう間に合わない? アタシが綺麗に素直に生きるのは許されない??