ペアリングに愛をこめて



「もう・・・だいじょうぶです。拓哉さんが悪いんじゃないんで」



アタシもまっすぐ前を見ながら言う。



「うん。けどね、ハルのために泣いている理世ちゃんを見たくなかったから」



「え・・・?」



雨が強く降ってきた------