そして、ゆっくり湯船につかった後で、プレゼントのラッピングにかかる。

お世辞にも綺麗とは言えないけれど、出来上がった服をずらっと並べると圧巻だった。

深いブルーのコートは、襟・裾・袖口に金色のテープがぐるっと縫い付けてあり、胸は勲章のような飾りと、金のチェーンで飾られている。

ベストは、前はさらに暗い色のブルーで背中は黒いサテンになっている。

白いブラウスは、胸に沢山のフリルが付いていて、ベストを着せると程よく胸元からのぞくようにした。
縫いにくい生地だったので、よく見ると所々が凝視できない状態になってしまっているのが残念だ。

パンツはクリームがかった白で、ふくらはぎの中ほどまでの丈で裾を絞ったふっくらとした形になっている。
その下にもちろん、白いタイツをはかせる事にしている。

私は、一つ一つを手に取ってじっくりと眺めた。