だけど、ソワレに着くまでの間いくらがんばっても音楽を止めるとこは出来なかった。
しかし、扉を開けた瞬間、私の脳内から全ての音が消えた。
「ごきげんよう!」
そこには、リボンとフリルを身にまとった大きなお人形、ではなく、優奈が座っていた。
優奈は立ち上がると、ふわふわと膨らんだスカートを揺らして私と亜由美に手を振った。
「二人のお友達なんですってね。」
有紀さんが、そう言うと
「はぁ?友達って!あんた!ダメって言ったじゃん!」
亜由美が声を荒げた。けど、優奈は、それに動じることなく
「あら、私ただコーヒーをいただきに来ただけよ?」
と、微笑んで椅子に座りなおした。
「あんた、バカなの?もぉーいやぁー!」
亜由美は買ったばかりの服が入った袋を振り回した。
「ね、凛!雪乃ちゃん連れてきたの!」
優奈はお構いなしに、自分の脇に置いたピンクのトランクを指差した。
「わぁ!ほんとに?見せて見せて!」
思わずはじゃぐ私に、亜由美が
「裏切り者ぉー!」
と非難がましく呟いた。
しかし、扉を開けた瞬間、私の脳内から全ての音が消えた。
「ごきげんよう!」
そこには、リボンとフリルを身にまとった大きなお人形、ではなく、優奈が座っていた。
優奈は立ち上がると、ふわふわと膨らんだスカートを揺らして私と亜由美に手を振った。
「二人のお友達なんですってね。」
有紀さんが、そう言うと
「はぁ?友達って!あんた!ダメって言ったじゃん!」
亜由美が声を荒げた。けど、優奈は、それに動じることなく
「あら、私ただコーヒーをいただきに来ただけよ?」
と、微笑んで椅子に座りなおした。
「あんた、バカなの?もぉーいやぁー!」
亜由美は買ったばかりの服が入った袋を振り回した。
「ね、凛!雪乃ちゃん連れてきたの!」
優奈はお構いなしに、自分の脇に置いたピンクのトランクを指差した。
「わぁ!ほんとに?見せて見せて!」
思わずはじゃぐ私に、亜由美が
「裏切り者ぉー!」
と非難がましく呟いた。

