「あたし、忘れてないよ。優太のコト。」 実は、来週の日曜に3年ぶりに優太に会えるコトになったのだ。 亜美の漕ぐ自転車は軽い軽い。 ―……「ただいまぁ」 玄関に入ると、見知らぬ靴があった。 「あれ?お客さん?」 あたしはそぉっとリビングを覗いた。 キィ……。 「えっ!!?」 あたしはバンッと思いっきりドアを開けてしまった。 まるで、3年前の課題をやった日みたいにドキドキしてる。