「…って、サッカー?!」 「お前、サッカー得意だろ?」 「だからって何で…」 全部を言い終える間もなく、腕を掴まれて公園の広間まで連れられる。 「…先輩、遅れました。」 先輩と呼ばれた男。 高校生くらいだろうか? 身長が高くて、フワリと優しい笑顔が先輩の第一印象として"優しい"となった。 「話は聞いてるよ、亜美ちゃんだね?」 ニッコリ爽やか笑顔で微笑んだ。