「ヒュー♪今日はあちぃな〜(笑)」 康介がわざとらしく、洋服を扇ぐ。 「ったく、康介は。」 呆れ顔で康介の首根っこを引っ張る胡王先輩。 その横で、胡王先輩の肩に腕を乗っける高梨先輩。 「ホント、寂しくなるな。」 ただ、そう呟いて。 ゴォ―……。 電車がホームに入ってきた。 優太の乗る電車だ。 「これでお別れだ。」 「ぅん……」