Ⅰ.二日間の彼女




―……2日後






「じゃあな。」



駅のホーム。


寒々とした駅に、いつものサッカーをしてたメンツが集まり、先輩を見送る。




「元気でな、またサッカーしようぜ。」


柔らかい笑顔で微笑む、胡王先輩。



「亜美ちゃん以上の女は、あっちでは居ないな(笑)。」


そう意地悪く笑う、高梨先輩。




「あっちでも頑張って下さいね!」



いつものハイテンションは変わらない、康介。