「あたしが、先輩を好きだったから…。」 帰り道、通学路であの公園を通るためあたしは公園を見渡した。 あの公園で、先輩に出逢い 公園のベンチで、一緒に空を見上げて あの公園で、一緒にサッカーをして…… 思い出すだけで先輩が引っ越すなんて受け入れられなかった。 だから、あたしが答えを出さなきゃ。 ホロホロ流れる雨の雫とも涙とも言えない雫を拭き取り、ダッシュで家に向かった。