「…じゃあ、送って頂いて有り難うございました」 家の前まで着くと、あたしは軽くお辞儀して先輩を見た。 「あぁ。じゃあな。」 先輩はヒラヒラと手を振り、帰って行った。 ―……どうしよう その思いだけが頭を支配して、ただ、先輩の後ろ姿を見つめていた。 ――バタン。 自分の部屋に戻ると、さっきの先輩の言葉が夢のような気がして。 「…どうしよう。」 呟き、ベッドに倒れこんだ。