「…なっ……!」 あたしは勿論、感情が顔に出る性格なので 「ん?どした? 赤ぇけど。」 本気で心配しているのか、あたしの顔を覗き込む。 「な、何でもありません。」 「…ん、なら良いんだけど。」 そう言って、また仲間の輪に入っていく。 …男の子は無事に親元へ届けられた後の話。