―……あの時 なんで胸が高鳴るのか、まだ知らなかった。 だって、恋、なんてものは下心にあるものだって思ってたから。 だけど、貴方のお陰で分かった気がするよ。 本当の恋心を。 …あれから、康介と一緒に先輩たちとサッカーをしに公園へ寄り道した。 柳沢先輩の表情はいつも無愛想のままだったけど、だんだん分かってきたの。 ―…本当は、誰よりもとても優しい人なんだって。