「やぁ、ユン。元気してた?」

ぼんやりとネズミの事を考えていた僕の部屋にケフェウスがやって来た。

ケフェウスは僕の従兄弟。

『コイツ』は不思議だ。

一人で喋って、一人で自慢して、一人で消える。