急に止まった。誰かが受け止めてくれたのだ。
「お父さん!」
少年はそう考えた。そして、力一杯に振り向いた。
が、違った。
「捕まえたぁ。」
背中に鎌を携えた何かが、笑みを浮かべながら呟いた。