そう言ってベッドの中に潜り込んでしまった。

「ちょっ、ちょっと!寝るつもり!?」

「だったらなんだってゆーんだよ。」

ありえない。さっきまでヤラしいことしてたくせに、今度は寝る!?

「ひかりも入れよ。」

絶対なんかされる。
あたしの中で危険信号が出された。

「なんもしねぇよ。早くしろ。」

寝るくらい、大丈夫っかな??

あたしは大人しくベッドに入る。

楓とは離れたところに入ったのに、抱き寄せられる。
「ちょっ、見ないでよ!?」

「んー。」

向き合ってる状態だけど、楓は目を瞑っている。声も眠たそう。

あたしも目を瞑る。

チュッ

優しく唇が触れ、目を開ける。

朗らかな笑顔で笑う楓。そしてまた目を瞑る。

騙された…。

そぉ思いながらも、あたしも眠りについた。