「ほれ、苺ミルク」

「おっ、さんきゅ―♪」

「って、何で俺に買わせてんだよ?!」

買ってきた苺ミルクを渡そうとしてたのをやめる

「ちょっと~、あたしの苺ミルク!」

「んじゃ、代金頂きます♪」

チュッ…

「ふざけんなよ、キス魔!!」

いつもと同じ会話。
当たり前だった光景が戻ってきた

「何でも言うこと聞くって言ったよなぁ?」

ちなみにあたしが言ってしまったこの言葉もまだ生きている

「てかさ、お前今日俺っちこいよ。髪色もどしてやっから」

「あぁ、うん」

「んだよ、その間の抜けた返事」

全部をやり直したいけど、無理なんだよな…

なかったことにしたいこともたくさんある

でも全ても受け止めなきゃ…

龍、大丈夫かな…