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バンッッ!!!!!

勢いよく開いた扉に驚き扉の方をみる部屋の主。

「おい、楓!いつまでそうしてんだよ?!」

「なんだ、ルキかよ。驚かせんなよ~」

冗談気味で言ったのに、ルキの顔が本気で
笑い声を抑える。

「そこ座れよ。…どうした、」

大きなため息をつき

「どうしたじゃねぇんだよ。お前ひかりちゃん
どうなってるか知ってるわけ?」

『ひかり』という名前にピクリと反応を示す。

「どうなってるもなにも、元気にやってんじゃねぇの?」

「竹垣龍」

「…竹垣?」

龍は楓と対立してるグループのリーダーだった。

「あいつとひかりがなんかあんのか?!」

龍を名前を聞くと、慌てだす楓。

「付き合ってんだよ」

嘘だろ、、そうつぶやきうつむく。

「ひかりちゃん、変ってきちゃってるぞ。同じクラスの駿って奴が何度か止めたらしいけど、冷たいって言うし…。」

うつむいたまま何の反応も示さない

そんな楓に怒りをあらわにするルキ

「いい加減にしろよ!!!!好きなんだろ?!初めてであった、あの日から!!めっちゃ笑顔で話してくれたじゃねぇかよ!!」

初めて出会ったあの日…

そう、俺はあの日からひかりを好きになった。