「んだ、あいつら。お前男つくったのか?」

いちごみるくを飲みながら呟く。

「違うよ。友達。」

机に足なんか乗せちゃって…。

あっ、あたしも売店でお昼買ってこようっ。

「もう閉まってるぜ?時間見ろっつの。」

スッと立ち上がるとふいに言われた。

確かにもう閉まっている時間だった。

「わぁぁ、あたしいちごみるくとメロンパンがないと死んじゃう…。」

机に俯せる。
はうぅ、、。

「死ねるもんなら死んでみろよ。」

言葉の嫌味とは裏腹に、自分の飲んでいたいちごみるくをあたしに渡す。

「…くれんの?」

売店の袋をガサガサとあさっている。

「お前、いつもそれ飲んでるから。あとこれも。」

袋からメロンパンを出しあたしに投げる。

「わぁ!買ってきてくれたの?」

メロンパンの姿を見てあたしのテンション最高潮。

「教室でチンタラしてたからだよ、ばぁか。」

「ていうか、あたしに買ってきてくれたのになんで飲んでんのよ。」

あたしはいちごみるくを飲みながら言う。

楓は自分用に買ってきたと思われる烏龍茶を飲んでいる。