「なぁなぁ、ひかりちゃんって楓と付き合ってんの?」

はぁ、またか…。

「違うよ?」

数人の男子がだよなぁと言いながら笑い合う。

「んじゃさっ、俺等とも仲良くしよーよっ♪」

「こいつ、ひかりちゃんの事気になっててさぁ。」

こいつと呼ばれてる男の子は、黒髪でいたって普通。
ていうか…気になってるって…

まさかの好きって事!?

「俺、駿だから。よろしく。」

駿君か。

「よろしくね?」

ガタンッ

隣の住人が売店から帰ってきた。

「じゃぁまたあとで…。」
楓の姿を見るなり、消えていった。