お庭でお茶をしているとアランが来たのでサリーがアランのお茶を入れてくれて、アランは“有難う”と言って受け取りお茶を飲んだ。



『さっき知り合ったばかりだけど、皆さん見えてないようだから、一応紹介するね!?
クルト皆さんに姿を見せてあげて!!』


美琴の肩に乗ったクルトが突然
皆の前に姿を現したと同時に

羽を羽ばたかせテーブルの中央に降り立った。



「「うわぁ!!」」


「きゃあ!!」


アラン、イリュウ、サリーがクルトを見て驚愕した。




《初めまして皆さん

俺は花の精霊のクルトです。

以後お見知りおきを》



深々と御辞儀をした。



御辞儀をした時に、ニヤリと笑ったクルトの不適な笑みに誰も気づかなかった。




「アランだ」



「イリュウです」


「きゃあ~!?なんて可愛い精霊さんなの?

私はサリーです。宜しくね!?」



サリーのテンションの高さには苦笑した。



クルトの髪と瞳はグリーン、可愛いらしいって印象の美青年



躰が小さいから何処かのアニメやゲームのキャラクターフィギュアみたいで可愛く見えるから


サリーは瞳をキラキラさせてクルトを
このまま部屋に飾って置きたい衝動にかられたみたいだ。




《暫く聖姫様のお側に居たいけど良いかな?》


『『「「「はぁ?」」」』』



クルトの予想外な言葉に皆揃って声を発した。