《お主の名は美琴と言ったな。》
『はい!!』
《美琴から異界の匂いがするぞ。
それに僅かじゃが神に近い匂いもするが、お主達はこの森に何用じゃ?》
美琴の躰に近づいて鼻をクンクンさせて話し出す
(インカク……近い!!近すぎて…ウッ!鼻血出そうなんですけど…/////)
慌てふためく美琴を余所にカイルが、今までの経緯を話し始めた。
《成る程。
金色の光に導かれて…………
美琴は神に愛された者じゃな》
『神って……神様に?』
美琴は驚きの余り目を見開いた
《そうじゃ、金色の光は、我等の神ソドム・イシュヴァーレ様の成せる神力じゃ
ソドム様が、美琴をこの世界つまりヴァームラントに導いたことになるのじゃ》
優しい眼差しを美琴に向けて妖艶に微笑んだ。
(ウッ!///…インカク、その微笑み心臓に悪いです!!)
『ソドム様がこの世界をつくった創世者になる。私も神獣青龍として、ソドム様に仕えている。ソドム様にこの魔界の一部を任されているのだ』
(そうだった!カイルは神様であって、ヴァームラント国の国王陛下様だった!!!)
美琴は色々な事が有りすぎてスッカリ忘れていた。
