《気をつけて……此処に……………くる…………気をつけて》



『カイル今女の子の声聴こえた?』




『声?否、何も聴こえなかったが?』



(確かに女の子の声が……)




小首を傾げる




『美琴、何でもいい、

どんな些細な事でも

何が聴こえたか話して欲しい。』



『はい……

風に乗って

女の子の声がして

《気をつけて…此処にくる》

って言ってました』



カイルは頷いて
辺りを見回していた。




『……!!!!』



カイルは驚いた顔した。