【カイル】





『なぁ…アラン、イリュウはどうして急に私達を追い出したんだろうか!?』


カイルは、美琴のことが心配でならなかった。


「さぁな、ただ美琴を気に入って、襲いたくなったんじゃないのか?」



『なんだと!!』

アランの一言でカイルは、部屋に飛び込んで行きそうな剣幕にアランは焦ってカイルの腕を掴んだ。


「カイル!!!冗談だ…悪い、すまない。
…カイルがそんなに心配性だと思ってなかったから、本当に、すまない」



『……アラン…
私らしくないな…
いつもの私なら心配していない。』


カイルは、苦笑した。


(私は、どうなってしまったんだろうか?
このモヤモヤは…?わからない!)