(異世界にきたなんて信じられない。


これから私、どうなるの?)


『………』

心配顔のカイルが何か言いたそうだったが



コンコン!!


ドアをノックする音がして、
二人は、
後で考えることにした。



「カイル様
イリュウです」


『入れ!!』



「失礼します。
カイル様がお呼びだと伺いましたが?」



黒髪のイケメンがアランと一緒に入ってきた。


『あぁ…すまないが美琴を見てくれ』




「畏まりました」



黒髪男…イリュウは、ベッドに寝ている美琴に視線を向け微笑み、近づいてきた。



「初めまして!!医師のイリュウです。」




『初めまして!!美琴です。宜しくお願いします!!』



「これはまた可愛らしい姫様で!」


イリュウはカイルに向かって意味深に笑った。