「・・・小宮君あれって・・・。」
「小林さん、あれって鈴木だよな?」
「先生、その子って転校生ですか?」
「このクラスにですか?」
「どこから来たの?」
クラスメートたちが口々に質問した。
ザワザワとしている教室。
「・・・ホームルームはじめるから席に着けって。」
「え”-、でもその」
バンッ
しーん。
黒髪の小さい女の子が・・・教卓にこぶしを振り落とした。
「・・・。」
クラスメート全員の視線がそこに集まった。
「・・・ごちゃごちゃうるさい。誰が転校生だって?どこにそんなやつがいるんだよ?。」
・・・しーん。
「よし、静かになったな。んじゃ、ホームルームはじめるから、鈴木お前も席つけ。」
「・・・・え!?」
クラス全員の目が大きく開かれたのは言うまでもない。
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ホームルームが終わった。
わたしと小宮君は、舞花の机のところへっっ!
「おはよー、舞花。」
「おはよう、鈴木。」
「・・・おはよ。」

