大嫌い[短編]

なぜか沈黙になる私たち。
沈黙に耐えられず話を切り出す。


「それがどうしたの？」

『告白…されたの？』

「えー？何で？」

『…されたの？』

「えっ？！
あー…、まぁ…。」

『何て返事したの？』



なんか様子変だなぁ…。
ってか何でこんなことまで
拓に言わなきゃいけないの？
拓は自分のこと聞いても
はぐらかして何も教えて
くれない癖に…。



「何で拓に言わなきゃ
いけないわけ？」

『それは姫が
好きだから！』


っていつもみたいに
冗談っぽく言ってきた
拓になんか異様にムカついた。