「1時間目英語で移動だよ。行こう!」

そんな中でも、アタシを理解してくれる数少ない友達がこの奈央だ。

「奈央おはよう。今日単語の小テストあったっけ?」
「え~忘れてた~」
「聞いてなかったって事にして、みんなで先生を言いくるめようよ!」
「樹莉それナイス!」
「でしょ~」


こんな風に始まる学校生活では、

「いい子」

をやっているけど、刺激を求めて
ー寂しさを埋められるのを期待して、
アタシは1人動き出す。


太陽が反対側にいる夜に。