キライ。だけどダイスキ。【短編】





「いっつも、俺の耳に飛込んでくんのはお前の話しばっかだった。だから、ムカついてソイツら全員幸せな空間へ連れていってやった。だってさっきのヤツらもそうだけど俺彼氏なのに…平気で俺の目の前で真衣の胸がどーたらこーたら…」


あたしのくしゃくしゃになった髪を直しながら目を泳がす勇。


かわいい。


「…だから、くだらない嘘ついた。真衣の初めて俺が奪ったって…ざまぁみろって。。でも、まぁエッチな世界は悪くなかったけど」

ムッ…


「やっぱ嫌い。そーやって本当は可愛くなくてデブなあたしよりエッチなフェロモンムンムンのお姉さんがいいんでしょ?!」


「ばーか。エッチなお姉さんなんて映像だけで十分なんだよ!!」


うわっ


イヤらしっ!!